2021年2月、東京ビッグサイトにて開催されたホテルレストランショー。
地域産品展ライブキッチンのブースで、茨城県の食材を使ったフィンガーフードを考案、デモンストレーションをさせていただきました。
お題としていただいた食材の魅力を、どうしたら多くの皆さまに最大限にお伝えできるか。
そのことをひたすら考えて、試作を重ね、作ったレシピです。
少しでも生産者さまや食材に携わる方々のお役に立てたのであれば幸いです。
目次
お茶のさる山 野口園
「お茶のさる山 野口園」
不思議なキャッチコピーの野口園さまの、粉末ほうじ茶を使って、一口で召し上がっていただけるフィンガーフードサイズのケーキを作りました。
スポンジ生地、生地に染み込ませたシロップ、クリーム、そして仕上げに、とふんだんにほうじ茶を使用しましたので、一口でも贅沢にほうじ茶を感じていただけると思います。
細かい粉末がとても使いやすく、浮かんだアイディアに応えてくれる頼もしいほうじ茶でした。
ほうじ茶ミニ・ケーキ
- 材料(約12個分)
<スポンジ生地(24cm×24cmロールケーキ型1台分)
粉末ほうじ茶…大さじ1 薄力粉…45g 玉子…3個 グラニュー糖…70g
無塩バター…25g
<飾り用クリーム>
生クリーム…200cc グラニュー糖…大さじ1 粉末ほうじ茶…大さじ1
<シロップ>
粉末ほうじ茶…大さじ1 熱湯…大さじ2 ラム酒…小さじ2 グラニュー糖…小さじ2
<仕上げ用飾り>
粉末ほうじ茶…大さじ1 アラザン…適量 いちご…適量 ミント…適量
- 作り方
- 薄力粉と粉末ほうじ茶を合わせてふるっておく。無塩バターは溶かしておく。ロールケーキ型にオーブンシートを敷き、オーブンを190度に予熱しておく。
- 玉子をボウルに割り入れ、グラニュー糖を2、3回に分けて加えながら白くもったりするまで泡立てる。
- ふるっておいた粉類を加え、ボウルの底からゴムベラなどですくい上げるようにして、粉気がなくなるまで混ぜる。
- 溶かしておいた無塩バターを3に加え混ぜ、型に流す。表面をスケッパーなどで整え、軽くテーブルに落として空気を抜いたら、オーブンに入れ10〜11分焼く。冷めたらオーブンペーパーをはがす。
- スポンジ生地を、直径3,5cm〜4cmのセルクルで抜く。2枚を1組とする。
- シロップの材料を全て混ぜ、5の生地の表面に刷毛で塗る。
- 飾り用クリームの材料を合わせて泡立て、お好みの口金をつけた絞り袋に入れる。
- 5の丸いスポンジ生地の1つにクリームを適量絞り、もう1枚を上に乗せて重ねる。上の生地にもクリームを形よく絞る。
- クリームの上から粉末ほうじ茶を茶こしでふるいながらかけ、アラザン、カットしたいちご、ミントを飾る。